注目のトピックス -NBI内視鏡による検査 | 奈良市学園前駅の耳鼻咽喉科・アレルギー科『こばやし耳鼻咽喉科』
「のどに違和感があるが、ちょっとしたことで受診するのは、大丈夫なのかな?でも気になるし...」ということはありませんか?
そんな時にこそ、内視鏡は活躍します。肉眼で見るより詳しく、より正確に状況を把握することができます。
内視鏡検査は、特別の時間を取ってするものではなく、診察に来ていただいた日にすぐできますのでご安心下さい。
また当院では、診断精度をより向上させることを目的として、2019年6月に導入したハイビジョンのNBI内視鏡を使っております。最新のテクノロジーを駆使したNBI内視鏡について少し解説したいと思います。
NBIとは、粘膜表層の毛細血管と組織をより見やすくする光学的な画像強調テクノロジーです。2つの特定の帯域に狭められた光が、ヘモグロビンによって強く吸収され、血管と組織のコントラストを強調するための新しい技術です。
これにより、モニター上では粘膜上層の毛細血管が茶色に、粘膜下組織内部の血管が青緑色に表示されます。
では、通常の内視鏡とどのように違うのかを実際の画像で比べたのが次の写真です。
これは、下咽頭癌の症例ですが、明らかにこれまでの内視鏡(左:通常光)とNBIでの観察像に差があることがわかります。
最初にも記載しましたが、この技術は最新の光学的な画像テクノロジーですので、患者さんへの負担は従来の内視鏡と変わりません。
これにより、当院ではこれまで以上に、患者様への診断・治療へ貢献していきたいと考えています。