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耳の症状

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こんな症状ありませんか?

耳が痛い、聞こえにくい、聞き取りが悪い、みみだれがある
中耳炎が疑われます。また、痛くない場合でも聞こえにくい、聞き取りが悪い、みみだれがある場合は慢性中耳炎という場合もあります。
早めの受診をお勧めします。
急に聞こえなくなった、つまった感じがする、音が響く、めまいやふらつきもある
できるだけ早く受診することをお勧めします。
急性の難聴(突発性難聴)は放置するとそのまま治らなくなる可能性があります。
急にめまいがしてうごけない、ふらつく
めまいには大きく分けて
1)耳からくるもの、2)脳や脳血管からくるもの、3)その他全身症状によるものにわけられます。
耳鼻科では耳からくるものを扱っています。
原因は検査でわかりますので、上記のような症状がでたときは一度ご相談ください。
また耳鳴り難聴を伴っている場合はできるだけ早く受診することをお勧めします。
突発性難聴について
急に顔が曲がった、口からものがこぼれる、目が閉じないなど
顔面神経麻痺が考えられます。
放置すると治りにくくなります。できるだけ早く受診することをお勧めします。
子どもが最近テレビの音を大きくしている、返事をしないなど
滲出性中耳炎の可能性があります。一度ご相談ください。
耳垢がよくたまる
耳垢は入り口にしかできません。
短期間に耳がつまってしまうほどの耳垢ができる場合奥に炎症が潜んでいる可能性があります。
一度受診することをお勧めします。

中耳炎

大人の耳の構造子どもの耳の構造

中耳炎と言うと『子どもの病気』というイメージがありませんか?
中耳炎とひとくちに言ってもさまざまです。
その中で、大人の痛くない中耳炎もあります。『慢性中耳炎』という病気です。

本題の前に、まず耳の構造と聞こえのしくみから解説します。
鼓膜の奥に中耳腔という空間があり、ここに鼓膜の振動を内耳に伝える3個の骨(耳小骨:ツチ、キヌタ、アブミ骨)があります。
中耳腔は空気で満たされており、耳管という管で鼻とつながっています。
この耳管は、中耳の気圧を調整する働きがありますが、風邪をひいたときなど機能は低下し、逆に耳管を通じ細菌が鼻から中耳に至り急性中耳炎(子どもに多い、いわゆる耳痛)を起こします。
悪化すると中耳に膿を溜め、中耳の内圧上昇による激しい痛みを訴え、ときに鼓膜を破り膿が流出、耳だれとなることがあります。

一般的に急性中耳炎の鼓膜の穴は、炎症が治まると自然閉鎖しますが、医療事情が十分でなかった時代に適切な治療がなされなかったことなどが原因で鼓膜に穴が開いたままの状態でとどまることがあり、これを慢性中耳炎と呼んでいます。大人の中耳炎といわれる所以です。
膜に穴があいていると、音が十分に拾えず、聴力が悪くなります。
また鼓膜は丈夫な構造で、中耳に水や挨、あるいは細菌が侵入するのを防いでいます。

しかし逆に穴が開いた状態ですと鼓膜の穴を通して細菌などが入りやすく、容易に感染を起こし、耳漏(耳だれ)がでやすくなります。

慢性中耳炎

上で書きましたとおり鼓膜に穴が開いたままですから、難聴が代表的な症状です。
また風邪をひいたときや、鼓膜の穴を通じ細菌が侵入したとき(洗髪、水泳などが原因)に中耳に炎症を起こし、膿を生じ、耳だれとなります。

一方、中耳にうみを生じるのですが、鼓膜に開いたままの穴があるのですから、膿を溜め、内圧が上昇することはなく、一般的には耳が痛くなることはありません。
だから急性中耳炎とは異なり「痛くない中耳炎」といわれるわけです。

しかし痛くないからといって、この状態を長期間放っておくと、内耳にまで影響が及び難治性の難聴をきたす場合もあります。
たびたび耳だれが出る方、耳の聞こえが悪い方、また「鼓膜に穴が開いてますよ」とか「慢性中耳炎ですね」といわれたことのある方は、これらの症状、状態を放置しないことが大切です。

治療

耳だれに対しては、抗生物質の服用や点耳薬を使用します。
しかしこれらの治療で耳だれが止まっても、鼓膜の穴は残っており、放っておくと再び感染が起こり耳だれを生じることになります。
鼓膜に穴(穿孔)があいている慢性中耳炎のうちで、穴を閉じれば聴力が改善する場合があります。
適切な時期に手術を受けられたなら、鼓膜の穴は閉鎖し、約7割程度の方に聴力の改善を認めています。(穴の大きさが中程度以下ならかなりの率で聴力の改善が見込めます)

急性中耳炎

鼓膜の内側に膿がたまり、鼓膜が赤く腫れる

急性中耳炎(急性化膿性中耳炎)は、細菌またはウイルスによる中耳の炎症で、鼻やのどの細菌やウイルスが耳管をとおって中耳に到達して中耳炎を起こします。
風邪やアレルギーの合併症としてよくみられます。

水泳や入浴の時に耳の外から水や菌が入って急性中耳炎になることは稀です。
全ての年齢でかかりますが、乳幼児や小児に多い病気です。

治療

痛みや熱が激しかったり、長引く場合、また、鼓膜の腫れが認められる場合は鼓膜切開を行って膿を中耳から排出します。
鼓膜切開を行っても聴力に影響は無く、切開した穴も普通は自然にふさがります。そこまでひどくない場合、抗生物質の投与が有効となります。

また、滲出性中耳炎で難聴を起こしたり、慢性中耳炎に移行したりすることもありますので、自己判断で受診を中断しないようにすることも大切です。
特に、乳幼児では滲出性中耳炎になることも多く、完治まで長期間かかる場合もあります。

滲出性中耳炎

鼓膜の内側に滲出液がたまっている状態

滲出性中耳炎は、鼓膜の奥にある中耳腔(鼓室)に液体がたまる中耳炎です。
ここに液体がたまると外耳道(耳の穴)をとおってきた音が鼓膜から耳小骨、内耳へと伝わりにくくなり、聞こえが悪くなってしまいます。
子供の難聴の多くは、滲出性中耳炎によるものです。急性中耳炎と違い、痛みや発熱が全く無い場合が多く、しかも徐々に進行しますから気づかれにくい病気です。
『テレビの音を大きくする』、『聞き違い(聞きなおし)が多くなった』など、聴力の低下が最も重要なサインです。
小児では自分から訴えないことも多いので保護者による観察が大切です。

滲出性中耳炎は、急性中耳炎の治療が不完全で中耳腔に液体が残っている場合や鼻腔の奥にある咽頭扁桃(アデノイド)が肥大して耳管の入り口をふさいでしまうことでも起こります。
また、もともと慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などがある場合、耳管周囲の粘膜が腫れるために耳管が細くなることも影響します。

治療

鼻やのどの治療、耳管通気、鼓膜切開、チュービングなどがあります。
状態にあった治療法を選択していきますが、いずれにせよ滲出性中耳炎は耳の治療だけでなく病気の元となる部分の治療も大切です。

真珠腫性中耳炎

慢性中耳炎の一種で、手術の必要な中耳炎です。腫瘍ではありません。
先天的に皮膚成分が中耳腔内に入り込む、あるいは、耳管の働きが悪く中耳腔内の換気が悪く鼓膜が奥に倒れこんで皮膚成分が中耳腔内に入り込んで骨を溶かしていきます。
中耳腔は脳や顔面神経に近いため、真珠腫が進行すると髄膜炎や顔面神経麻痺を引き起こすことがあり、非常に危険です。
したがって、真珠腫と診断される場合は手術される方が良いと思われます。

突発性難聴

ある日突然発症する難聴

突発性難聴とは急性感音難聴のうち、原因がはっきりと分からない病気を言います。
そもそも難聴は、外耳や中耳に何らかの障害があって発症する「伝音難聴」と、音を感じ取って脳に伝える内耳、蝸牛神経、脳が何らかの原因でダメージを受けて発症する「感音難聴」の2つに大きく分けられます。突発性難聴は、加齢とともにゆるやかに進行する加齢性難聴とは対照的に、急性の「感音難聴」のうち、原因がはっきりしないものの総称で、突発性難聴は年齢を問わず、若い人にも起こりえます。また治療が難しい疾患の一つです。

3人に1人は回復しない難治性疾患。
疑われる症状があれば、できるだけ早く耳鼻咽喉科へ

突発性難聴は、治療が遅れるほど治りにくく、少なくとも発症から2週間以内、できれば1週間以内に治療を開始することが望ましいとされています。
ただし治療を開始するタイミングが2週間以内であっても、聴力が元通りに回復する確率は約1/3とされています。残りの1/3は全く回復せず、もう1/3は完全には回復しないといわれています。100%治す治療方法は、残念ながら現時点では確立されていません。
人によって症状はさまざまです。前日は全く問題がなかったのに「朝起きたら音が聞こえにくくなっていた」「なんの前触れもなく急に聞こえなくなった」という方もいれば「前日に耳鳴りがしていた」という方もいます。また、まったく聞こえなくなる方もいれば、低音や高音だけが聞こえなくなる方もいます。後者の場合、日常会話に必要な音は聞こえるため、難聴に気づくのが遅れるケースも少なくありません。耳鳴りやめまい、閉塞感など、聞こえ以外の症状を伴う場合もありますから「おかしいな」と思ったら、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診しましょう。
初期治療が大切です!

原因

諸説ありますが、現在のところ明確な因果関係を示すものは分かっていません。ただ、睡眠不足、疲労の蓄積、ストレス、多量の飲酒、糖尿病などが先行することが多いため、耳の中の細かい血管の血流障害や、ウイルス感染による炎症などが関係しているのではないかと考えられています。

特徴

  • 音の聞こえが悪くなるのは片方の耳で起こることがほとんど
  • 約3~4割の患者さまでめまいも同時に現れる
  • めまい発作は一度きりのことが多い
  • 耳鳴りも同時に起こることが多い
  • ストレスが誘因になることもある

検査

受診すると、まず発症前後の状態を確認するため、問診が行われます。こうして糖尿病や高血圧、免疫疾患などの既往歴や服薬歴、耳の手術歴、職業や生活環境なども確認した上で、明らかな原因がある疾患ではないことを確認し、聞こえの程度を「純音聴力検査」で評価します。めまいを伴う場合は「眼振検査」も行います。

また突発性難聴と似た症状の疾患として、メニエール病、聴神経腫瘍、外リンパ瘻などがあります。突発性難聴の診断には、これらの疾患の可能性を除外する必要があるため、治療開始後も並行して必要な検査を進めていきます。

突発性難聴と似た症状の疾患

メニエール病
突然激しいめまいが起こり、難聴や耳鳴り、吐き気などを伴う疾患。めまいや聞こえの症状に変動がみられるという特徴があります。
外リンパ瘻
内耳の中を満たしているリンパ液が中耳腔に漏れてしまう疾患。難聴、耳鳴り、めまい、平衡障害などの症状がみられます。
聴神経腫瘍
前庭神経から発生する良性の脳腫瘍。難聴のほか、進行するとめまい、顔面神経麻痺などをきたすこともあります。

治療

内服や点滴の副腎皮質ステロイド薬による薬物療法が中心となります。また医療施設によっては血管拡張薬(プロスタグランジンE1製剤/点滴治療)、ビタミンB12製剤、代謝促進薬(ATP製剤)などを使用することもあります。個人差はありますが、1~3ヵ月程度の間治療が必要です。
糖尿病の方が突発性難聴になった場合は、血糖値コントロールを行いながら治療を進めていきます。
高血圧の方が突発性難聴になった場合も、血圧コントロールを行いながら治療を進めていきます。したがって内科の先生に協力をお願いする場合や、高度の難聴の場合は設備の整った病院をご紹介→入院していただき治療を行う場合があります。

突発性難聴は増加傾向にあります

突発性難聴の多くは方耳だけの難聴のため、日常生活に大きな不自由はないと考えられがちですが、片耳だけの生活は気を遣うことも多く、大変疲れやすくなり、騒音環境での会話が困難になったり、聞き逃しや聞き間違いが増える、方向感や距離感をつかみにくくなる、耳鳴りやめまいを伴うケースもあるなど、患者さま本人にしかわからないつらさがあり、まわりの理解を得られないケースも少なくありません。
近年、突発性難聴は増加傾向にあるといわれています。難治性の難聴であることを理解し、「聞こえがおかしいな」と感じたら、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

耳鳴り

耳鳴りは、周りに音源が無いのに音を感じてしまう状態です。その時の音色や音の大きさは人によって異なります。
どうして耳鳴りがするのかはよくわかっていないのが現状ですが、耳鳴りが起こっている時、多くの場合で難聴を伴っているようです。

また、耳鳴りが起きている音とほぼ同質の音が聞こえにくくなるという難聴を伴っていることがあります。
したがって、耳鳴りがする場合は難聴を引き起こす病気を疑う必要があります。

以下のような病気は耳鳴りを引き起こすことが多くみられます。また、高血圧や糖尿病の初発症状の場合もあります。

メニエール病

中年層の女性に多くみられ、激しいめまいを伴います。耳鳴りは片方の耳に起こることが多いようで、ザーッという低音の耳鳴りがすることが多いようです。

突発性難聴

こちらをご覧ください。

音響性難聴・騒音性難聴

音がうるさい環境にいたために難聴になったものです。

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