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- 鼻の症状
こんな症状ありませんか?
- 鼻血がとまらない
- 鼻には大切な動脈が走っています。早めに受診してください。
- 鼻血がよくでる
- 単なる引っかき傷のことが多く、最も出血しやすいのはキーゼルバッハ部位という鼻中隔の入り口に近い部分です。ですが、なかには鼻のなかのできものから出血するなど奥に病気がひそんでいることがあります。
鼻のなかは自分でみえません。気になる場合は内視鏡などで確認されることをお勧めします。
- 鼻水、くしゃみ、鼻つまり
- アレルギーや肥厚性鼻炎、鼻ポリープ、鼻の骨が曲がっている、などの原因で起こることが多いといわれます。
程度や症状に応じて治療方法が異なります。ご相談ください。
鼻粘膜のレーザー焼灼術についてはレーザー治療のコーナーを御参照ください。
- においがわからない
- 風邪をひいたあと症状は治まったが、それ以降、匂いがわからなくなった、など急性の嗅覚障害(嗅覚異常)は早めの治療で治ることが多いのです。
そのままにしないで、早めの受診をお勧めします。
徐々にひどくなってきた嗅覚障害(嗅覚異常)にはさまざまな理由が考えられます。
症状に応じて治療方針が異なってきます。一度ご相談ください。
味覚・嗅覚障害のコーナーもごらんください。
- ほほがはれた、痛い
- 上顎洞炎(蓄膿の一種で鼻が原因の場合、歯が原因の場合があります)や、歯肉炎、腫瘍(できもの)、蜂窩織炎などが考えられます。
原因によっては急いで治療をしなければならないことがあります。
そのままにしないで、早めの受診をお勧めします。
- 鼻が曲がった
- 顔に物が当たって鼻が曲がるのは鼻骨骨折が考えられます。
単純な骨折であれば、整復を行うだけで治療は完了します。
しかし鼻の周囲には大切な器官があります。場合によっては早急な手術を要することがあります。すぐに受診してください。
- 咳が続く
- 鼻汁がのどに流れ込むことで咳が続くことがあります。
鼻~のどにかけて直接見ることで判断できる場合があります。
耳鼻科医でないと判らない部分ですので、受診してみてください。
また逆流性食道炎といって、胃液が逆流することでのどに炎症が起こり、咳がでる場合もあります。
内視鏡検査をすることで、ある程度の判断がつくこともあります。
「疑いがあるが、どうだろう?」という場合には、胃酸を抑えるお薬で様子を見たり、消化器内科の先生に相談する場合もあります。
副鼻腔炎(蓄膿症)
副鼻腔炎とは
副鼻腔炎とは、感冒などにより鼻の周囲の空洞(副鼻腔)に炎症が起こり、膿などが副鼻腔に溜まった状態のことを言います。
副鼻腔炎と診断されると一生おつきあいをしなければいけない病気と考えられがちですが、そうではありません。
適切な治療をすれば、ちゃんと治る病気です。
また、鼻がつまる、出るから副鼻腔炎と思われる方も多いですが、それは副鼻腔炎の症状の一部であってイコールではありません。
そのことを理解していただくためには、副鼻腔の位置を知ってもらう必要があります。
副鼻腔とは
鼻って、外から見れば顔の真ん中にあって2つの穴があいているものとなりますが、本当はもっと複雑なのです。
頭の内部には、鼻や目を取り巻くようにして大小いくつかの骨の空洞があり、これらが副鼻腔とよばれています。
図のように息を吸う最初の通り道を鼻腔といいます。鼻腔からさらに自然孔という細い筒状のトンネルをぬけると副鼻腔という別の空洞があります。
鼻腔は吸った空気の加温、加湿、清浄に大事な役目をはたしています。
副鼻腔には次の4つがあります。目と目の間にあるのが篩骨洞、おでこにあるのが前頭洞、頬の下にあるのが上顎洞、鼻腔の奥にあるのが蝶形骨洞と言います。
全ての副鼻腔は小さな通路で鼻腔とつながっています。上顎洞は頬の裏にあり一番大きな空洞であって炎症をおこしやすいところでもあります。
炎症の起こっている部位によって症状もさまざまで、上顎洞に炎症がある場合は、歯が痛い、前頭洞ならおでこが痛い、蝶形骨洞なら視野が変化するなどなど、同じ副鼻腔炎でも病巣の場所によってかなり異なる症状がでます。
原因
副鼻腔炎の原因としては、大きくは2つ、副鼻腔の周囲にあるもの、すなわち①鼻または②上顎洞に関しては上歯が原因になることがあります。
ですから、鼻が原因の場合は感冒などの急性炎症を繰り返したためになることがありますし、歯が原因の場合は、ひどい虫歯や歯周炎、最近ではインプラントなども原因になることがあります。もちろん他にもいろいろな原因がありますが、おおまかには、その2つが副鼻腔炎の主な原因と言えます。
やっかいなのは、一旦治っても感冒などの急性炎症を繰り返すことで再発することがありますので、注意が必要です。
また、鼻の粘膜の一部が風船のように膨らんで鼻腔内に垂れ下がったものを鼻茸といいますが、放置しておくと次第に大きくなり強い鼻詰まりを訴えるようになります。これによって鼻腔と副鼻腔の通路がふさがれてしまい、結果として副鼻腔炎になってしまうこともあります。
鼻の症状(鼻づまり、口呼吸)や風邪の反復、注意力散漫、頭重感などが気になるようでしたら受診してください。処置をして鼻の換気をよくしておくことは大事なことです。特に子どもさんの場合、中耳炎の予防のためにも鼻の治療は欠かせません。
診断
副鼻腔は骨に囲まれているため、鼻の中を見ただけでは、副鼻腔炎(蓄膿)を正確に診断することは難しい場合があります。しかし、レントゲン撮影を行うことで、診断が可能となります。当院では、このレントゲンによる検査も行っております。また、副鼻腔につながる通路から膿が排出されている状態を、内視鏡で直接確認することで診断する方法もあり、こちらも当院で行うことができます。
ただし蝶形骨洞など奥にあるものや、副鼻腔炎の原因によってはCTやMRI検査が必要なため、CTやMRIを撮影できる近隣のクリニックで撮ってもらったり、大きな病院にご紹介する場合があります。気になる症状があれば、まず受診して頂くことをお勧めします。
治療
副鼻腔炎の原因によって治療は変わります。
歯が原因の場合は、歯の治療をすることが必要ですし、歯の治療で症状が消える場合が大半ですので、ここでは、鼻が原因の場合の副鼻腔炎の治療について示すことにします。
- ① 鼻の処置とネブライザー、鼻・副鼻腔洗浄
- これにより鼻腔の粘膜の腫れがとれ、自然孔との交通路がひろがり副鼻腔の膿も排出されやすくなります。
また鼻を塩水で洗浄することにより、膿がたまるのを防ぐことができます。
洗浄については、ご自宅で自分で洗浄できるキットを処方することもあります。鼻洗浄が初めての方には洗い方のご指導をすることもあります。 - ② 服薬
- 膿を薄めて溶かし、自然孔からの排出を良くする薬を使ったり、急性期で炎症が強いときは抗生物質も使います。
また粘膜の腫れが強い時は腫れを抑える薬も併用します。
放っておいたために既に長期間経ってしまっている場合や症状が固まった状態(慢性期)では効果が出にくい事があります。
しかし、マクロライド系の抗生剤を少量長期投与(約3か月間)することで粘膜に良い影響があるといわれており、現在、慢性期にはこの方法がよく用いられています。 - ③ 手術
- 上のような治療で3か月~6か月経過しても、症状が良くならなかったり、レントゲン写真でも軽快しない場合は、年令や他の病気などをふまえた上で手術をお勧めする場合があります。
また自然孔が鼻茸などでつまってしまい、取り除く以外に副鼻腔の換気がうまくいかない場合、強い炎症を度々おこす高度の副鼻腔炎の場合などは、手術の適応になることがあります。
その場合はご希望もお伺いしながら、入院→手術のできる病院をご紹介することもあります。
※副鼻腔炎についての注意点
最初にもお話したとおり、副鼻腔炎と診断されても一生つきあわなければならないというわけではありません。
しかし一旦よくなっても、感冒をひいたり体調不良で副鼻腔に菌が入り再び発症することもあります。
ですので、逆に言うと、投薬や処置、手術をして良くなっても、悪い条件が重なれば再発もあり得るということです。
早めのケアと早めの治療が望まれます。
だからこそ根気よく治療を
副鼻腔炎(蓄膿症)、即手術と思われがちですが、決してそうではありません。
風邪の罹患、反復して副鼻腔炎になっても高度にならないうちに正しい処置さえしていれば、手術をしないで治すことが可能です。
しかし慢性副鼻腔炎は、治るまでに長期間を要することが多く、通院回数も多くなります。
途中であきらめないで、根気よく治療することが大切です。
味覚・嗅覚障害
味覚は生活の質を保つ上でとても重要です。味覚障害(味覚異常)は近年増加しています。
それは高齢化による薬剤性味覚障害が増えたことと食生活の変化による亜鉛不足が要因といわれています。
味覚を感知するには、食べ物が唾液と混じり、口腔(主として舌)の味蕾にある味細胞が刺激され、その信号が味覚神経、延髄、大脳皮質へと伝わり味として認知されます。
この経路のどこかで支障が生ずると味覚障害 (味覚異常)となります。
一方、嗅覚障害 (嗅覚異常)は、生命に直接影響はありませんが、食品の腐敗、ガス漏れ、煙・火災に気づかない、味覚の変化、調理など日常生活に種々の支障をきたします。
においは鼻の中のどこででも分かるわけではなく、鼻腔天蓋付近にのみ、においを感知する細胞(嗅細胞)があります。
ニオイ分子が吸気により鼻内に入り嗅細胞を刺激し、その信号が脳内に伝わり、ニオイとして認知されます。
この経路のどこかで障害があると、嗅覚障害 (嗅覚異常)が出現します。
近年、コロナが流行した際には、コロナ感染による症状の中に、この味覚・嗅覚障害がありました。普段あたりまえのように感じているにおいや味がなくなると、生きる楽しみの一つである“食”に不安が生じます。
放置するとだんだん治りにくくなりますが、障害をうけてから2週間以内だと治る可能性が高いといわれています。
「明日は治るかな~」と放置しないで、嗅覚異常、味覚異常ともに早めの受診が大切です。
当院では、電気味覚計などを用いたり、嗅覚検査(アリナミンラスト)をして障害の程度を判定したのち、患者さまにあった治療方針をたてて治療します。
また「徐々に鼻がつまって、最近ではとおっている日でもにおいがしなくなってきた」ということがありませんか?
この場合は鼻内にポリープができているかもしれませんので、内視鏡で鼻内を確認した上で治療方針をたてることをお勧めします。
味覚障害、嗅覚障害ともに早めの受診が大切です。

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鼻血
鼻血は、鼻の穴から近いところに血管の集まっている部分(キーゼルバッハ部位)の血管が切れて起こる場合がほとんどといってよいでしょう。
これは鼻炎やアレルギーのかゆみがあり、鼻を触ったりきつくかんだりすることでよく起こります。
知らないうちに血圧が上昇していることで出血することもあります。程度にもよりますが“電気凝固”をすることで簡単に止血できる場合もあります。(出血の場所や程度によって処置の仕方や取り扱いは変わります)
まれに血液の病気が原因で起こることもあります。
鼻血を繰り返す場合は耳鼻咽喉科できちんと原因部位の特定と処置をすることが大切です。

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鼻茸
鼻茸は鼻ポリープともよばれるもので副鼻腔炎の原因になったり、アレルギー性鼻炎に伴ったりしているものが多く見られます。
アレルギーの治療をすると軽減するものもありますが、まれに悪性化するようなものもありますので、たかが鼻づまりと思わずに受診してみてください。